2/16(日)研究会のご案内(日本アートマネジメント学会関東部会)

日本アートマネジメント学会関東部会では、来る2月16日(日)に2019年度第2回(通算76回)研究会を以下の通り開催いたします。
今回は、ぴあ株式会社の笹井裕子氏をお招きしてのレクチャーに加えて4本の研究発表・事例報告を行います。
詳細・申し込み方法は以下の通りです。
【日 時】2020年2月16日(日)13:30~17:00
【会 場】桜美林大学新宿キャンパス(J401)https://www.obirin.ac.jp/access/shinjuku/
【スケジュール】
13:30-15:00
レクチャー:「数字で見るライブ・エンタテイメントの現状」(仮)
講師:笹井裕子氏 (ぴあ株式会社共創マーケティング室長 ぴあ総研所長)
ライブ・エンタテインメント市場規模の調査結果をもとに、ジャンル別の移り変わりや特徴、今後の見通しなどについて、お話しいただきます。
*ライブ・エンタテインメント市場調査(http://live-entertainment-whitepaper.jp/

15:00-17:00  
研究発表&事例報告
▶ 研究トピック
1.丹羽梓(横浜国立大学 都市イノベーション学府 博士課程後期1年)
カンボジアのアートマネジメントの現状 −REPfest を通して−
 カンボジアにおけるアートマネジメントの現状を、シェムリアップで開催された音楽祭の事例を通して報告する。2019 年 9 月 5~8日の3日間、コンサートとワークショップを行う REPfest という音楽祭が開催された。音楽祭を主催したカンボジアン・リビング・アーツという団体、音楽祭に参加した東南アジアを中心とした6カ国のアーティスト、聴衆の3者の立場から、カンボジアでは、どのように芸術が捉えられ、扱われているのかを、芸術の公共性という視点から報告する。
 
▶ 事例報告
1.三木隆二郎(愛知県立芸術大学)
愛知県立芸術大学 病院アウトリーチプロジェクトについて
 社会から孤立しがちな、病院で闘病生活を送る患者など、芸術を必要としながらホールや美術館に足を運ぶことができない人々の元へ、こちらから出向いて良質なアートを届ける「病院への芸術アウトリーチ」は、人間の営みとして高い意義をもっている。2017年度に始まった愛知県立芸術大学の病院アウトリーチプロジェクトで、どのようにして、病院への音楽や美術のアウトリーチができるアーティストを育成しているか、事例紹介をする。

2.田島悠史(札幌市立大学・一般社団法人MRS)
小規模芸術祭における事務局制度の採用について~みなとメディアミュージアム2019を事例として
 みなとメディアミュージアム(MMM)は茨城県ひたちなか市那珂湊地区において毎年開催されている小規模芸術祭である。ここ数年、MMMは「大学生主体の芸術祭」として運用していたが、組織内部の変化だけでなく、地域や教育機関、あるいは副業規制緩和など社会全体の影響を踏まえ、2019年より事務局制度を採用し、マネジメント手法を大幅に改めた。今回の事例報告では、事務局制度の影響について報告する。

3. 中尾知彦(慶應義塾大学)
中国におけるアーツ・マネジメント教育
 2020年に開催予定のGlobal Arts Administration and Education Conferenceに先立って2019年11月に上海と北京で行われたPreparatory Meetingの様子と、中国の教育機関、協会、教育内容等、中国のアーツ・マネジメント(芸術管理)の状況について報告し、情報共有する。

■ 研究会参加費:会員無料/非会員1,000円
■ 参加申込:1月31日(金)までにお名前と所属をお書きの上、下記の事務局emailまでお申し込みください。
e-mail  artsmanagement.kanto@gmail.com

皆様のご参加をお待ちしております。