【中部部会】第39回(2022年度第2回)勉強会 のお知らせ

■日本アートマネジメント学会中部部会第39回 勉強会
「若手自治体職員による文化芸術振興の実践」
~移動型芸術祭「あいち2022」ポップ・アップ!を事例に~

現在開催中の「国際芸術祭あいち2022」の関連企画として、長久手・西尾・蒲郡・半田の4市を巡る移動型芸術祭『「あいち2022」ポップ・アップ!』が開催されました。
長久手市では「愛知県立芸術大学 ART SHOP」、西尾市では「西尾市文化振興イベント2022」を独自に同時開催。
本勉強会では、これらを企画した担当職員から、住民に対して芸術文化との距離感を縮めるために、現場でどんなことを考え、同時開催に踏み切り、実践していったのかを伺います。
皆さまのご参加をお待ちいたしております。どうぞよろしくお願いいたします。

<日時> 2022年10月15日(土)15:00~17:00頃
<会場> 愛知芸術文化センター 12 階 アートスペースD
(愛知県名古屋市東区東桜1丁目13-2)
<登壇者>
福島梓氏(当会会員・長久手市 くらし文化部 生涯学習課)
濱本綾子氏(当会会員・西尾市 交流共創部 観光文化振興課)
<参加費> 無料
<定員> 先着15名
<お申込み>
ご参加される方は事前にお申込みをお願いします。
専用申込フォームからお申し込みください
https://forms.gle/KRqQiAPgbCT4wt4U6
(10月12日(水)締切)

<主催・お問合せ>
日本アートマネジメント学会中部部会
〒481-8503 愛知県北名古屋市熊之庄古井281
名古屋芸術大学 アートマネジメント研究室内
電話:0568-24-0315(内線685) 梶田
メール:jaam_chubu@yahoo.co.jp

日本アートマネジメント学会関東部会2022年度第1回研究会を開催します

《* 開催内容が一部変更となりました(2022.9.23)》
研究会にお申し込みいただいた皆様
この度は日本アートマネジメント学会関東部会「 2022 年度第 1 回研究会」にお申込み頂き誠にありがとうございます。
表記の件につきまして、お知らせいたします。
以下の研究発表につきまして、登壇者様のご都合により急きょ、今回の研究会での発表を見送ることとなりました。
ーー
発表者:渡辺通弘氏(昭和音楽大学名誉教授、本学会顧問)
「日本のアートマネジメント教育の今後の課題」
ーー
なお、島田真琴氏(弁護士、慶應義塾大学)による特別講演「美術館・博物館による NFT デジタルアートの取得と管理」は予定通り実施いたします。
研究会の開始時刻には変更はありませんが、終了時刻が早まる予定です。当日、研究会がはじまる際にあらためてご案内いたします。
直前の変更となり大変申し訳ございません。
なお今回の変更によるキャンセル希望につきましては、 Peatix より事務局までお知らせください。 何卒、宜しくお願いいたします。

日本アートマネジメント学会 関東部会事務局

会員、非会員を問わずどなたでもご参加いただけます。
【開催概要】
開催日:2022年9月25日(日)
時 間:14:00~16:40(予定)
場 所:オンライン開催
参加費:学会会員無料、非会員1,000円(税込)
※ 会員、 非会員に関わらず本Peatixページよりお申し込みください。
https://jaamkanto2022-9.peatix.com/

【タイムテーブル】
・14:00-14:05 開会挨拶
・14:05-15:35 特別講演
「美術館・博物館によるNFTデジタルアートの取得と管理」
講師:島田真琴(弁護士、慶應義塾大学)
 2010年代に入ってから、デジタルアートが美術愛好家などの間で非常に人気を集めています。デジタルアートとはコンピュータによって生成され 、主にサーバーやインターネット上に保存される芸術作品のことです。このような作品は物理的に譲渡可能な「実物」として存在しないため、従来の美術品と同じような感覚で所有したり、売買したりすることはできません。しかし近年の DX技術の発達により、デジタルアートの取引はNFTアート取引として実現されています。NFTとはNon-Fungible Tokenの略で、アート、音楽、ゲーム内アイテムなど、他のオブジェクトを表すトークン(デジタル認証に必要なインターネット証明書のようなもの)です。NFTはブロックチェーンという、インターネット 上でたくさんの分散型サーバーが同時にデータを共有し、継続的に更新することで データを管理する仕組みを使ってオンラインで取引されています。「NFTアー ト取引」とは、このブロックチェーン技術を利用して特定のデジタルアート作品に紐づけたNFTを作成し、アートそのものではなく、このNFTを譲渡する取引を指します。NFTの保有者はブロックチェーン上に記録され特定できるため、特定のデジタル作品と結びついたNFTを売却することで、作品そのものを売却するのと同様の状況が生まれます。
 2021年3月に「ビープル」と呼ばれるデジタルアーティストが、クリスティーズで自分の作品のNFTを6900万ドルで売却して以来、アート市場でNFTアート取引がブームになっています。いまやデジタル作品に紐づくNFTの「所有者」は多数存在します。美術館はNFT所有者やデジタルアーティストから寄贈や売却によってそうした作品を入手し、また借りて展示することになります。美術館は、NFTに紐づくデジタル作品を収蔵品や貸出品として管理・維持する必要があります。
 しかし既存の法制度はNFTの取引を想定していないため、NFTに紐づく芸術作品とその取引の法的枠組みはまだ不明確です。本物の美術品の所有者は作品を独占的に所有・利用する権利を有していますが、NFT保有者が作品をどのように利用できるかは、当該NFTが取引されるプラットフォームによって異なります。また、NFT保有者の権利は作品を利用しようとする国の法律にも依存します。
 本講演では、NFTに紐づくデジタルアートの「所有権」の性質とその取引構造を説明し、その取得・管理の法的根拠を英国法および日本法の観点から分析します。そして、NFTにリンクした美術品の取得、維持、展示、退蔵に関して、美術館にとって望ましい実務を提案します。


・15:45-16:35 研究発表
「日本のアートマネジメント教育の今後の課題」
発表者:渡辺通弘(昭和音楽大学名誉教授、本学会顧問)
 資本主義経済は、地球環境の崩壊と資源の枯渇をもたらし、 その抜本的な改革が不可避となっている。それを可能とするのが、米英等で急速に広まっているアートマネジメント教育と、それがもたらす芸術創造産業の飛躍である。我が国としても、アートマネジメント教育を強化することで、芸術創造産業を発展させ、来るべきネオ・ルネッサンスに備えるべきである。

・閉会挨拶

【お申込み、詳細】https://jaamkanto2022-9.peatix.com/