学会紹介
沿革
日本アートマネジメント学会(Japan Association for Arts Management)は、1998年10月17日、仙台にて発会いたしました。
アートマネジメントへの関心や期待が高まるなかで東京および仙台では、その前年よりさかんに研究会が開催され、わけても仙台では官・民・学より多くの参加者を得て、活発に議論がおこなわれておりました。学会設立もこのような気運のもとに要請されました。‘Arts Management’とは、邦訳すれば「芸術の経営」となりますが当時、日本にあってはその概念や理念についての議論は充分ではありませんでした。そのため、文化の時代が提唱され、各地域で芸術文化活動(事業)が展開されるようになったものの、その必然性や運営方法をめぐって多くの問題や課題が指摘され、その一方で、バブル経済崩壊による低迷が官・民における芸術文化事業費削減へとすすませ、事態を深刻化させておりました。
本学会の設立を推進したメンバーたちに共通した思いは、このような情況下であるからこそ、「マネジメントが必要だ」ということでした。次段階への発展を促す社会的ヴィジョンの構築、それを実現させる具体的な創意・工夫への研鑽など、それらを議論し評価する場となることを希求して、本会の活動が始まりました。
目的
本会は芸術文化のマネジメントに関する研究をおこない、芸術文化にかかわる地域活動の発展に資することを目的とします。
理念
アートマネジメントの理論と実践の統合
- 「開かれた学会」として社会とのダイナミックな関係を構築します
- 理論と実践、研究と現場との相関関係を重視するプラクティカルな学会とします
- 芸術文化プロパーにとどまらず、公共政策、都市計画・開発、観光、地域経営等さまざまな分野との学際的複合的視点をもって議論いたします
- 学会事業における市場性を追求します
組織
地域間ネットワーク型学会
- 従来的なピラミッド型構造とせず、地方分権的な発想による地域間ネットワーク型の運営形態をとります
- 部会を設置し、独立採算制による活動を推進します
- 会費をおもな財源とし、事業に応じて資金調達も積極的におこないます
- 部会間のネットワークの推進および維持、また全体にかかる事業遂行のために全体事務局を設置します
会員
官・民・学の共同
- 所属、分野を問わず、アートマネジメントの諸課題を解決していく意志をもった個人(正会員・学生会員)ならびに学会活動に賛同し支援する個人および団体の賛助会員によって構成します
- 通常の学会活動は部会単位でおこなわれるため、会員はいずれかの部会に所属し、所定の年会費を納めます
事業
(1)研究会・講演会・研修会等の開催
(2)学会誌・学術図書等の編集刊行
(3)芸術文化政策・事業の調査研究と提案
(4)芸術文化事業の企画・運営・実施
(5)芸術文化に関わる研究・事業等に対する顕彰
(6)その他、本会の目的を達成するために必要な事業
運営
つぎの役員を置き、本会の運営にあたります。
(1)顧問(2)会長(3)部会長(4)委員(5)幹事(6)監査
日本アートマネジメント学会 第13期役員
会長 | 松本茂章 |
顧問 | 荒起一夫 中川幾郎 美山良夫 渡辺通弘 |
監査 | 志村美佐子 |
【運営委員】 | |
総務委員 | 川本直義(委員長) 宮治磨里 畔柳千尋 |
編集委員 | 古賀弥生 (委員長) 高島知佐子 伊志嶺絵里子 |
企画委員 | 中川広一(委員長) 赤木舞 槇原彩 |
広報委員 | 朝倉由希(委員長) 長津結一郎 高坂玲子 |
【各部会】 | |
北海道部会 | 部会長 宇田川耕一 委員 畔田俊彦 幹事 松本桜子(事務局長) 監査 前島治基 |
関東部会 | 部会長 佐野直哉 委員 赤木舞 伊東正示 櫻井駿介(事務局長) 髙井真明 武濤京子 槇原彩 監査 三木隆二郎 幹事 伊藤江里 韓河羅 |
中部部会 | 部会長 梶田美香 委員 川本直義 濱本綾子 林健次郎 福島梓(事務局長) 細萱亜矢 監査 加藤裕文 |
関西部会 | 部会長 三戸俊徳 委員 五島朋子 土屋隆英 藤野一夫 松本茂章 幹事 高坂 玲子(事務局長) 清水 美明(事務局) 徳山 舜介(事務局) 小島 剛(例会担当) 谷口 彩(例会担当) 中川 悠(例会担当) 古川 知可子 (例会担当) 山下 理加(例会担当) 山本 麻友美(例会担当) 監事 吉村 真也 |
九州部会 | 部会長 志村聖子 委員 出口亮太 荻野哉 古賀弥生 小牧達彦 田中修二 長津結一郎(事務局長) 山口祥平 幹事 坂口美由紀(事務局長補佐) 八坂千景 監査 梶原雅敬 |