バックナンバー 第1号~10号
第1号
巻頭論説
アートマネジメントの理念/利光 功
エッセイ
公文協主催のアートマネージメント研修の参加して ―地域のアーツセンターを巡るミクロ的観察と思考、記録の断片―/小暮宣雄
アートがプロジェクトになるとき/椎原伸博
社会の中のアート、今、そしてこれから ―二つの魅力的なシンポジウムだより― / 野崎るみ花
研究論文
地域政策の中で考える公立文化施設運営/小林 進
産業連関表による映画館の外部評価/安田秀穂
パトロネージにおける「差異」ということ ―十八世紀ロンドンの芸術事情から― /山﨑稔惠
調査報告
資金調達と組織 ―ボルティモア・シンフォニー・オーケストラ―/高橋 透
ニューヨークにおける芸術教育普及活動 ―マンハッタン音楽院の事例を中心に―/林睦
《第一回全国大会報告》
基調講演「文化施設におけるアートマネジメントの当面する課題」/諸岡博熊
海外レポート
美術館の欲望 ―「センセーション」展の舞台裏― /新田秀樹
第五回アートマネジメント国際会議に参加して / 山﨑稔惠
展覧会評
東京大学総合研究博物館コレクション展「ニュースの誕生」/佐々木 亨
上演評
シェークスピア・カンパニー第五回公演「Macbeth」―恐山の播部蘇―/志賀野桂一
西洋クラシック音楽にも同時代の風 ―木ノ脇道元=フルート、鈴木貴彦=ピアノ― /小暮宣雄
書評
小林進著『コミュニティ・アートマネジメント』/志賀野桂一
施設案内および事業ニュース
岩手県湯田町「銀河ホール」/新田 満
青森県野辺地町「HOT ジャズIN ノヘジ」/船橋 玲
第2号
巻頭論説
アートマネジメント研究への期待/矢野眞和
研究論文
美術館の「外部発注方式」 /清水久夫
学芸員資格の有効性について/椎原伸博
日本の新聞社主催展覧会におけるアートマネジメントの側面/河原啓子
美術館の教育的機能 トーマス・マンロー/利光 功訳
日本の文化政策 ―プライベイタイゼーションへの道― /小林 進
舞台芸術の「公共性」と公立文化会館 ―文化政策転換の視座―/鈴木滉二郎
ミュージアムとテーマパークのはざま ―「北川村モネの庭マルモッタン」をめぐって― /佐藤聡子
公立博物館における非常勤館長の勤務形態と役割に関する調査から /佐々木 亨、小林 進
《第二回全国大会報告》
上演評
創作能「クレオパトラ」 /志賀野桂一
施設案内および事業ニュース
軍都から文化都市へ /松本茂章
劇場・ホール検索システム「HALL IN ONE」 /伊東正示
海外レポート
世界に広がるアートマネジメント教育 ―アートアドミニストレーション教育連盟(AAAE)2001 年総会に出席して― /渡辺通弘
第六回アートマネジメント国際学会報告 /小林 進
バリ島アートセンターの研修を終えて/榎戸由樹
うぶすな美術研究会 パリ交流企画 /八巻寿文
第3号
巻頭論説
「文化芸術振興基本法」の理念と意義/利光 功
付録「文化芸術振興基本法」全文
アヴィニョン滞在記/高松 範
企業メセナの理念と実践/井川 泰
10-BOX のアート戦略 ―都市再生の文脈の中で―/志賀野桂一
パブリック・アート試論/伊豆井秀一
複製技術時代のアートマネジメント ―美術・美術館をめぐって―/河原啓子
美術館ネットワークの有効性とソーシャル・アントレプレナーシップ/藤元由記子
芸術系インターンシップの可能性 ―新潟大学・小出郷文化会館連携インターンシップの試み― /横坂康彦
地域資源を活用したアートプログラムの実践 ―「竹と音」からの展開の可能性―/牧野淳子
アートマネジメントに関する実証研究 ―クラシック音楽コンサートの経営学― /境 新一
《第3回全国大会報告》
上演評
京都東山青少年活動センターの『東山ダンスフェスティバルVol.2』のこと /小暮宣雄
書評
ピーター・ゲイ『快楽戦争 ブルジョワジーの経験』/山﨑稔惠
教育現場レポート
京都橘女子大学文化政策学部一回生 ―こぐれゼミリポート(2001 年度前期+後期)/小暮宣雄
海外レポート
アートアドミニストレーション教育者連盟総会報告/辛 美沙
施設案内および事業ニュース
10-BOX が生み出した対話の集積/坂口大洋
大阪市に吹き始めた新しい風/松本茂章
インターカレッジの交流をめざして ―関西学生アートマネジメント会議―/松本茂章
第4号
巻頭論説
「企業」が芸術を支援する「市民」であり続けるために/柿崎孝夫
生活する街のアート/ 志賀野桂一
文化と行政評価 ―東京都の事例― /安田秀穂
フランスにおけるオペラ・マネジメント―フランス国立ライン・オペラの事例研究― /大木裕子
ドイツの文化マネジメント教育 ―ハンブルク音楽大学における調査を中心に― /藤野一夫
芸術教育とアートマネジメント ―産・官・学による新しい連携を求めて― 横坂康彦、田中幸治
医療施設内のアートマネジメント ―日本における病院内の美術展示、美術環境の提示をめぐって― / 河原啓子
MoMA ストアの歴史と商品開発 ―デザインストアを中心に― /鈴木一彦
公立美術館と地域社会/清水久夫
「高岡市バブリックアートまちづくり市民会議」とアートマネジメントの可能性/松尾 豊
『アーツにスーツ、スーツでアーツ』を目指して ―「OBP アーツプロジェクト」を参考に― /松本茂章
《第四回全国大会報告》
上演評
『海と日傘』日韓プロジェクトを巡って ―演劇における批評形態の探究―/小暮宣雄
教育現場レポート
昭和音楽大学芸術運営実習の取り組み ―『オペラ・ジャパネスク』の新しい風― /武濤京子
海外レポート
オペラ・アメリカ総会と日本のオペラ/渡辺通弘
施設案内および事業ニュース
神奈川県立音楽堂開館五十周年を迎えて/桜井健二
文化のテクスト
カリカチュアの中の劇場風景/山﨑稔惠
第5号
巻頭論説
指定管理者制度と公共文化施設の使命/中川幾郎
演劇の未来と都市の魅力づくり ―関西経済連合会の報告書『劇場文化をもっと人と街のなかへ』を中心に― /松本茂章
文化産業の運営と地域経済活性化の相反 /安田秀穂
国際美術展のマネジメントに関する一考察 /石崎 尚
医療施設内における癒しをもたらすアートマネジメントとは何か ―美術展示をめぐって― /河原啓子
小劇場空間にこだわる小さな演劇祭 ―道東小劇場演劇祭― /榊 眞
コンテンポラリー・ダンスの現在形 ―〈ロリーナ・ニクラスによる振付家のための構成力養成講座〉を起点として― /志賀野桂一
日本における大学院アート・マネジメント教育プログラムをめぐって―試行モデル作成と可能性の検証― /美山良夫
《第五回全国大会報告》
教育現場レポート
名古屋大学芸術音楽学部音楽文化応用学科の実践 ―音楽ビジネスコース完成年度を迎えて― /竹本義明
海外レポート
アメリカの美術館におけるマルチメディアを利用した教育プログラムの展開 /高橋紀子
アメリカのアートマネジメントの底力 ―全米舞台芸術会議とオペラアメリカ総会に出席して― /渡辺通弘
文化のテクスト
ある美術館の成長と存続 /土屋隆英
アート・フィールドの交差点
「ダイレクター」という仕事に想う/石川 洵
展覧会評
音楽堂に幸あり ―神奈川県立音楽堂《円熟から明日へ》「音楽堂50 年展」をみて― /山﨑稔惠
第6号
巻頭論説
アート・マネジメントの役割/利光 功
感動の構造(リゾーム) ―私的芸術論の試み―/志賀野桂一
美術館とデパート ―二〇世紀初頭のブルックリン美術館の事例から―/鈴木一彦
日本における美術展示活動の一側面/河原啓子
フランス「文化の家」についての一考察―マルローの芸術文化政策の再検討に向けて―
/近藤のぞみ
住民と行政のパートナーシップ ―名古屋市文化小劇場の事例から― /甕佳代子
官民文化施設連携の今日的意義と課題 ―「大阪シアターパーク」の事例から―/松本茂章
野市民館におけるパートナーシップによるホール創り/伊東正示
地域演劇と演劇批評の可能性 /榊眞
《第6回全国大会報告》
教育現場レポート
アーツマネジメントの伝習現場にて ―おもに講義形式での実際とその「すべ」― /小暮宣雄
海外レポート
マルセイユ市の新しい試み/高松 範
アートフィールドの交差点
アートマネジメントに関する三つの雑感/松尾 豊
アートマネジメントにおける本質的ソフトとは/石川 洵
文化のテクスト
「舞台」の気になる細部 ―『ラ・ボエーム』のマフをめぐって― /山﨑稔惠
第7号
巻頭論説
ホワイトキューブとストリート/芹沢高志
創造都市に向けた文化政策のリノベーション―《仙台クラシックフェスティバル2006》への挑戦―/志賀野桂一
フランスの文化政策の一側面 ―FRAC(地域圏における現代美術のための基金)を巡って― /椎原伸博
公的文化関与の理論及び制度的検討―フランスの文化に対する公役務の分析から― /永島茜
東西ドイツ統一後の旧東ドイツにおける「社会文化」活動 ―ザクセン州の事例を中心に―/畔柳千尋
アートマネージメントは何を達成出来るか ―オペラを例として―/渡辺通弘
教育現場レポート
神戸大学における「産・官・学・民」の連携によるアートマネジメント教育―インフォーマルな自発性からの挑戦―/藤野一夫
教員養成大学におけるアウトリーチ活動―滋賀大学教育学部音楽教育講座の試み―/林睦
トータル・エクスペリエンス in 新潟大学―大学・地域・世界を結ぶ総合的芸術創造体験“輪”― /横坂康彦
アートフィールドの交差点
インタヴュー 霧に燦として輝く/BEPPU PROJECT編集部/聞き手・文 芹沢高志
文化のテクスト
カフェあるいはカフェ的なもの――時空の片隅から/山﨑稔惠
第7回全国大会報告
第8号
特別寄稿
文化としての著作権/渡辺 裕
インタビュー
時代を照らす ――remo と新世界アーツパーク事業―― /芹沢高志
パブリックアート再考/志賀野桂一
「限界芸術」領域におけるアーツマネジメント理論の構築とその実践/小暮宣雄
映画音楽成立史に見る大衆啓蒙と大衆迎合 ―ドイツとハリウッドの芸術音楽受容を巡って― /高岡智子
アートマネジメントにおける市民運営と専門性 ―取手アートプロジェクトの試みから―/熊倉純子
多言語国家ベルギーにみる芸術文化NPOとアートマネジメント教育 ―ブリュッセル・ファンタスティック国際映画祭を通じてー/狩野麻里子
自治体の政策体系における公立文化施設(ホール・劇場)の位置付けに関する研究―愛知県西三河地域を事例に―/加藤美穂
調査報告
イギリスでの多文化社会における博物館政策および活動/大森隆志
国際シンポジウム・レポート
地域芸術文化の振興策/利光功
新刊紹介
『アメリカの芸術文化政策』、『フランスの芸術文化政策』/椎原伸博
アート・フィールド探訪
オペラ受容について ―ヨーロッパと日本を比較しながら― /原田満
文化のテクスト
『乞食オペラ』と仮面扇/山﨑稔惠
第8回全国大会報告
第9号
巻頭論説
アートと社会の新たな関係 ―フィールドワークから仕組みづくりを考える―/加藤種男
インタビュー
郷土の連らなり ARTizan/芹沢高志
フランス・ヴィシー政権時代(一九四〇-一九四四年)におけるパリ市の音楽政策―定期演奏会事業を中心に―/田崎直美
フランスの地方文化環境 ―アミアンの音楽ネットワーク― /近藤のぞみ
オーケストラ鑑賞市場の現在 ―クラシック音楽マクロ状況と乖離するオーケストラ市場― /山田真一
ニュース? イベント? 芸術鑑賞?―メディア・イベントの展覧会をめぐる日本の美術展覧会システムについての考察― /河原啓子
演劇の「場」を創る試み ―北海道の演劇シーンから「場」を考える― /榊眞
ベルギー王立美術館の教育普及活動 ―すべての人に開かれた美術館を目指して― /狩野麻里子
大学における音楽分野の地域貢献活動の関する調査/林睦
ジュニアオーケストラの社会的意義を考える ―トリフォニーホール・ジュニア・オーケストラへの調査をもとに― /朝倉由希
アート・フィールド探訪
ミュージアムを学びの場に ―ニューヨークの学校における視覚教育プログラム―/高橋紀子
アートマネジメント教育事情
フランス・アルザス地方でアートマネジメントを学ぶ ―Universite d’Haute-Alsace―/與那覇綾子
書評
ジョアン・シェフ・バーンスタイン『芸術の売り方 劇場を満員にするマーケティング』―日本の現状と提言― /原田 満
小山登美夫『現代アートビジネス』 ―ギャラリストとして生きること、アーティストとして生きること 小山登美夫と村上隆のあいだ―/椎原伸博
第9回全国大会報告
第10号
巻頭論説
伝統音楽が興す新しい風/徳丸 吉彦
研究論文
触媒としてのアート ―別府現代芸術フェスティバル2009『混浴温泉世界』を巡って― /芹沢 高志
カルチュラル・クロスポリシー(序説)―都市覚醒のためのアートマネジメント― /志賀野 桂一
文化価値循環モデルによる都市ブランディング分析試論/久木元拓
パブリックシアターの組織運営―アートマネジャーをとりまく「知識」を視点として― /岡本 結香
障害者の表現活動についての一考察―マイノリマジョリテ・トラベルの活動から分析する「エイブル・アート」―/長津 結一郎
大阪万博と野外彫刻 ―国際鉄鋼彫刻シンポジウムを中心にー/柴田 葵
大分市の屋外彫刻メンテナンス活動について―大学と自治体の連携から― /篠崎 未来・田中 修二
調査報告
新世界「ブレーカープロジェクト」の軌跡 ―三度の「野点」を中心に― /吉澤 弥生
アート・フィールド探訪
英国における人体組織法とミュジーアム・ポリシー ―遺骨・ミイラ・人体等の展示について―/岡田 香子
文化のテクスト
クール・ジャパンとメディア芸術/椎原 伸博
第10回全国大会報告